浄化槽から下水道への切り替え、総額いくら?
接続工事・浄化槽の処分・受益者負担金まで、切り替えの全費用を足し上げます。
下水道が来たら、切り替えは任意ではありません。汲み取り便所は供用開始から3年以内の水洗化・接続が下水道法第11条の3の義務で、浄化槽は同法第10条により「遅滞なく」接続とされています。
費用は「接続工事」だけでなく、浄化槽の最終清掃・消毒、撤去または埋め戻し、そして自治体によっては受益者負担金まで乗ります。このツールは全部まとめて概算します。
敷地内の排水設備を公共汚水マスにつなぐ工事です。マスまでの距離で費用が大きく変わります。
埋め戻しは上部だけ壊して充填する簡易な方法、完全撤去は槽ごと掘り出す方法です。売却予定の土地なら完全撤去が無難です。
一番大きいのは接続工事で、公共汚水マスが敷地の近くにあれば30万〜50万円、遠ければ50万〜80万円という相場が公開されています。総額の一般的な目安は30万〜80万円ですが、本管まで10メートルを超えると100万円超になる事例もあります。
浄化槽の処分は2段階です。まず法律で義務付けられた最終清掃・消毒(2万〜4万円)。その後、埋め戻しなら3万〜10万円、完全撤去なら10万〜30万円が相場です。使用をやめたら30日以内に「浄化槽使用廃止届」を出す義務もあります(浄化槽法第11条の2)。
受益者負担金は自治体差が激しく、松茂町の16万円、長久手市の試算26.2万円のような例があります(水戸市は1平方メートルあたり44.16円〜550円の区域別単価)。切り替え工事の補助金を出す自治体もあるので、下水道課で負担金と補助の両方を確認してから見積もりを取りましょう。
よくある質問
切り替えないとどうなりますか?
汲み取り便所は3年以内(下水道法第11条の3)、浄化槽は「遅滞なく」(同法第10条)の接続義務があります。自治体からの督促・指導の対象になり、指定工事店以外に工事させると過料の定めがある自治体もあります。
浄化槽は撤去しないとだめですか?
埋め戻し(上部を壊して砂などで充填、3万〜10万円)と完全撤去(10万〜30万円)の2つの方法があります。どちらでも、事前の最終清掃・消毒と、30日以内の使用廃止届は法律上の義務です。
受益者負担金とは何ですか?
下水道整備の費用の一部を、整備で利益を受ける土地の所有者が負担する制度です。松茂町で16万円、長久手市の試算で26.2万円という例があり、土地面積×単価で決まる自治体(水戸市)もあります。