浄化槽メーカー比較——フジクリーン・クボタ・ダイキ・日立・ニッコーの特徴
- 環境省の令和6年度調査では、浄化槽システム協会会員会社の出荷基数が国内でほぼ100%のシェア。10社合計の出荷は43,606基(一例)とされる。
- フジクリーンCB型は全高1220mm、5人槽ブロワ年間電気代が従来約10,600円→CB型約6,250円(31円/kWh)の例。
- クボタKZⅡ型はブロワ配管1系統・タイマー不要・単独転換容易。商業記事は「担体流動ろ過」、国交省帳簿は「担体流動接触ろ床」と表記が分かれる。
- 日立ハイバッキーKRS型は全高超浅型、省エネ基準より約30%おトク。ニッコー水創り王は消費電力約44%以上低減、10人槽で年間約13,000円お得の例。
- 三菱の製品特徴は手元の資料に記載なし。選定前に設置費用・補助金・人槽を固定する。
環境省調査:浄化槽システム協会会員の出荷基数が国内ほぼ100%。10社合計43,606基の例。
個社の「第1位」シェアは資料だけでは確定できない。先に人槽・認定型式・地域の補助金を固定。
三菱の製品特徴は出典に無い——比較表から外すか、施工業者の取扱型式で確認。
「浄化槽メーカーどれがいい?」——検索しても、各社が「No.1」「超浅型」「省エネ」と並べ、一覧表だけでは選びにくいのが実情です。ここでは環境省の出荷データ、主要5社の型式特徴、商業記事と公的帳簿の表記差を分けて整理します。
市場の構造——協会会員がほぼ100%
環境省の令和6年度調査(次世代浄化槽システム)では、協会会員会社の出荷基数が国内でほぼ100%のシェア——とされています。10社の割合は99.3%、98.7%、98.1%、99.2%といった数値が並び、全社合計の出荷基数例として43,606基、2,856基、648基、47,110基——などが記載されています。
つまり「どのメーカーか」より先に、協会会員の認定型式か、設置地域の補助金・人槽・合併か単独かを固定する——のが現実的な順序です。個社別のシェア順位を、この資料だけから確定するのは難しいです。
フジクリーン——CB型の浅型と電気代
フジクリーンCB型(5・7・10人槽)の商業資料では、業界初のワンボックスカーに入る大きさ、全高1220mm、消費電力40%以上削減の省エネブロワCBB型——が並びます。5人槽のブロワ年間電気代の例では、従来品が約10,600円、CB型は約6,250円(31円/kWhで計算)とされています。
槽外エア配管は1系統、槽内バルブは2ヶ所のみ。放流管底20mmアップで自然放流の可能性を高め、放流ポンプによるコストアップを低減——とも説明されています。CFⅡ型(ハウステック共同開発)では放流水質BOD15mg/L以下、SS10mg/L以下、T-N20mg/L以下、汚泥発生量が従来CE型比約73%——といった性能数値が業界団体資料にあります。
クボタ——KZ型と名称の食い違い
クボタKZ型は、独自の担体流動ろ過循環方式、コンパクト設計、既存の単独槽からの入れ替えにスムーズ——とする解説記事があります。KZⅡ型はブロワ配管1系統でタイマー不要、単独からの転換も容易——とクボタ公式に記載されています。
ここで注意点があります。国土交通省の構造方法等の認定帳簿では、クボタ浄化槽KZⅡ型を担体流動接触ろ床循環方式——と記載しています。商業記事の「担体流動ろ過」と、公的帳簿の「接触ろ床」は表記が異なり、どちらが正しいかはここでは判断しません。選定時は認定型式名と帳簿の方式名をセットで確認してください。
この動画の浄化槽はニッコーの浄化王(初期型)をモデルにしてますね。
【福岡県公式】ふくおかインターネットテレビニッコー——水創り王と浄化王
ニッコー水創り王(5〜10人槽)では、流入・流出管底差0mm、ブロワ配管1本・タイマーなし、単独転換設置にも最適、支柱レス施工——が商業資料に並びます。消費電力が約44%以上低減し、10人槽で年間約13,000円お得——ともされています。環境配慮型の認定も謳われています。
浄化王は家庭用コンパクト型でBOD10mg/lの高度処理、流入と流出の管底差40mm、ブロワ配管を1本化(独自逆洗システム・特許取得済)、5人槽(浄化王-5)で長さ1,900mm——といった仕様が並びます。上のコメントが示すように、啓発動画の模型が浄化王(初期型)である——という例もあり、地域で見かける型式の1つです。
日立(ハウステック)・ダイキ・テクノ高槻
日立ハイバッキーKRS型(5・7人槽)は、業界NO.1クラスの浅型スリム設計、既設単独槽からの入替えが容易、省エネ基準値より約30%おトク——とハウステック資料にあります。
ダイキXH型は、シンプルな構造と独自の技術で長く安定して稼働する——とする管理士の解説記事があります。
すみません。素人です。 質問させてください ●ダイキのマンホール 多分ぜんばっき5人浄化槽ですが 違うブレーカーと間違えて 3週間浄化槽の電源切ってしまいました。 それで気づいたのですが マンホールのひび割れは 3週間電源切れていたせいでとかはありますでしょうか? 水位が上昇してたえられなくなったとか? ●マンホールの横のコンクリートひびは、どんな原因が考えられますか? ●マンホールのすぐ横の小屋にミネラルウォーターを大量に備蓄しているのですが それが原因でしょうか? ●そのままでも大丈夫でしょうか? もしかしたら元々あったのかもしれませんが 心配になって
いなかの浄化槽テクノ高槻のブロワーは、清潔感のあるブルーのカバー、導入コストを抑えつつデザイン性を重視した2口ブロワー——とする比較記事があります。一方、フィルターカバーの清掃が難しい、経年劣化で逆止弁が故障する——という注意も同じ記事にあります。
メーカー比較は本体の浅さや電気代だけで終わりません。3週間電源を切ったダイキ5人槽のように、運用ミスが臭いや水質に直結する——という体験談も選定後のリスクとして読めます。
全高1220mm、ワンボックスカー対応。ブロワ年間電気代:従来約10,600円→CB型約6,250円(5人槽・31円/kWh)。
配管1系統、バルブ2ヶ所。CFⅡ型はBOD15mg/L以下、汚泥発生量CE型比約73%の記載(業界団体資料)。
| メーカー | 代表型式 | 資料にある特徴 | 数字の例 |
|---|---|---|---|
| フジクリーン | CB型 | 全高1220mm、配管1系統 | 電気代10,600→6,250円/年 |
| クボタ | KZⅡ型 | コンパクト、単独転換 | 方式名:商業「ろ過」vs 国交省「接触ろ床」 |
| ニッコー | 水創り王・浄化王 | 管底差0mm/40mm、配管1本 | 電力44%低減、年13,000円お得 |
| 日立 | KRS型 | 超浅型スリム | 省エネ約30%おトク |
| ダイキ | XH型 | シンプル構造 | (価格は工事見積もりで確認) |
| 三菱 | — | 公開情報なし | — |
価格帯——本体だけでは比較できない
Yahoo!ショッピングのクボタ5人槽商品例には、170,824円、212,414円、327,472円、587,788円など幅の広い価格が並びます。ブロワー単体ではテクノ高槻約32,500円。年間電気代の比較記事では約11,600円、約13,700円、約17,000円——といった例もあります。
設置工事全体では環境省の5人槽80.4万円例があります。補助金の最大170万円(商業記事の自治体例)や76万円帯の記事も資料にありますが、いずれも地域・工事範囲で変わります。メーカー名で安い/高いを決める前に、見積もりの「本体」「土工」「ブロワー」「申請費」の行を分けてください。
選び方——メーカー名より先に確認する4つ
1つ目は人槽の算定(5・7・10人槽)。2つ目は認定型式と方式名(国交省帳簿)。3つ目は浅型・管底差・配管本数が自宅の地形・既存単独槽と合うか。4つ目はブロワー年間電気代と保守点検契約の有無です。
「No.1」表記はフジクリーン(2026年4月時点・超浅型)、日立(業界NO.1クラス)など商業訴求が並びます。公的な個社シェア順位ではなく、施工業者が扱いやすい型式かどうか——現場の見積もりで確認するのが安全です。
協会会員ほぼ100%(環境省調査)。
43,606基は?10社合計出荷基数の一例。
6,250円は?フジクリーンCB型・5人槽ブロワ年間電気代例。
三菱は?製品特徴の記載は出典に無い。
環境省の令和6年度調査では、浄化槽システム協会の会員会社の出荷が国内でほぼ100%のシェアを占めるとされています。10社の割合は99.3%、98.7%、98.1%、99.2%などの数値が並び、全社合計出荷の例として43,606基、45,654基が記載されています。フジクリーンCB型は全高1220mm、ワンボックスカーに入る大きさ、消費電力40%以上削減のブロワを採用するとされています。5人槽ブロワ年間電気代は従来約10,600円からCB型約6,250円(31円/kWh)の例があります。槽外エア配管は1系統です。クボタKZⅡ型は商業記事が担体流動ろ過循環方式、国交省の認定帳簿は担体流動接触ろ床循環方式と名称が異なります。ニッコー水創り王は管底差0mm、配管1本、消費電力約44%以上低減、10人槽で年間約13,000円お得の例があります。日立ハイバッキーKRS型は浅型スリム設計で、省エネ基準より約30%おトクとする資料があります。三菱の製品特徴は出典に記載がありません。Yahoo!ショッピングのクボタ5人槽例は170,824円から587,788円まで幅があります。メーカー選びは、人槽・認定型式・補助金・見積もりの工事内訳を先に確認するのが安全です。
よくある質問
浄化槽の主要メーカーはどこですか?
環境省の令和6年度次世代浄化槽システム調査では、浄化槽システム協会の会員会社の出荷基数が国内でほぼ100%のシェアを占めているとされています。製品特徴が公開されているのはフジクリーン、クボタ、ダイキ(ダイキアクシス)、日立(ハウステック)、ニッコー、テクノ高槻などです。三菱については、製品特徴の公開情報が見当たりません。
フジクリーンの特徴は何ですか?
CB型では全高1220mm、ワンボックスカーに入る大きさ、消費電力40%以上削減の省エネブロワCBB型を採用とされています。5人槽のブロワ年間電気代の例では従来品約10,600円に対しCB型約6,250円(31円/kWh)。槽外エア配管は1系統、槽内バルブ2ヶ所のみ、放流管底20mmアップで自然放流の可能性を高める——といった特徴が商業資料に並びます。
クボタ浄化槽の特徴は?
KZ型は担体流動ろ過循環方式、コンパクト設計、単独処理浄化槽からの入れ替えにスムーズ——とする商業記事があります。KZⅡ型はブロワ配管1系統でタイマー不要、単独からの転換も容易とされています。一方、国土交通省の構造方法等の認定帳簿ではKZⅡ型を担体流動接触ろ床循環方式と記載しており、商業記事の「ろ過」と名称が異なります。
ニッコーと日立の違いは?
ニッコー水創り王は流入・流出管底差0mm、ブロワ配管1本・タイマーなし、消費電力約44%以上低減、10人槽で年間約13,000円お得の例。浄化王はBOD10mg/lの高度処理、管底差40mm、ブロワ配管1本化。日立ハイバッキーKRS型(5・7人槽)は全高超浅型・スリム設計、既設単独からの入替え容易、省エネ基準より約30%おトク——と各社資料に記載があります。
メーカーで設置費用は変わりますか?
Yahoo!ショッピングのクボタ5人槽商品例では170,824円から587,788円まで幅があります。本体価格だけでなく工事・配管・ブロワーが別行です。環境省の設置費用例(5人槽80.4万円)や[設置費用の記事](/joukasou-hiyou/)と合わせ、見積もりの内訳で比較してください。
どのメーカーが一番シェアが高いですか?
環境省調査では会員10社で出荷基数の大部分を占め、10社の割合が99.3%、98.7%、98.1%、99.2%といった数値が並びます。個社別の「第1位」という単一のシェア%は、手元の資料だけでは特定できません。フジクリーンは業界No.1・超浅型(2026年4月時点)とする商業表現、日立は業界NO.1クラスの浅型——とする記事もあり、いずれも販売側の訴求です。
浄化槽・生活排水 調査編集
浄化槽法や自治体の要綱、メーカー資料、実際の見積もり、そして持ち主の体験談を突き合わせて、浄化槽と生活排水処理の独立系ガイドを執筆・編集しています。業者でも販売店でもない立場から、費用と義務の「本当のところ」を整理するのが仕事です。